ブンボーフエの具材完全解説:牛肉から血の塊まで


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ブンボーフエ(Bún Bò Huế)は、ベトナム中部の古都フエを代表する麺料理です。日本のラーメンのように、地域によって様々なバリエーションがありますが、本場フエのブンボーフエには独特の具材が使われています。今回は、この魅力的な料理の具材について詳しく解説します。

日本で本格的なブンボーフエを味わいたい方は、埼玉県志木市にある「ブンボーフエ・ジャ・チュエン」がおすすめです。フエ出身のシェフが作る本場の味を、ぜひ体験してください。

ブンボーフエの基本構成

ブンボーフエは大きく分けて3つの要素で構成されています:麺、スープ、そして具材です。それぞれが絶妙なバランスで組み合わさることで、独特の風味が生まれます。

麺(ブン)について

「ブン」はベトナム語で米粉から作られた丸い麺を指します。日本のうどんに似た太さで、つるつるとした食感が特徴です。フォーに使われる平たい麺とは異なり、ブンは丸くて弾力があります。

麺の太さは地域によって異なりますが、フエでは比較的太めの麺が好まれます。これは濃厚なスープとの相性を考えてのことで、太い麺がスープをしっかりと絡め取ります。

スープの秘密

ブンボーフエのスープは、その複雑な風味で知られています。主な材料は以下の通りです:

牛骨と豚骨

スープのベースとなるのは、牛骨と豚骨を長時間煮込んだダシです。日本のラーメンと同様に、骨からコラーゲンや旨味成分がたっぷりと溶け出します。煮込み時間は通常6〜8時間で、透き通った黄金色のスープが完成します。

レモングラス(サー)

フエ料理の特徴的な香りの一つがレモングラスです。爽やかな柑橘系の香りがスープに深みを与え、脂っこさを軽減します。日本料理にはあまり使われない食材ですが、タイ料理やベトナム料理では欠かせません。

マムルオック(Mắm Ruốc)

ブンボーフエの最も特徴的な調味料が「マムルオック」です。これは小エビを発酵させて作る調味料で、独特の香りと深い旨味があります。日本の魚醤(しょっつる)や塩辛に近い存在で、少量でも料理に複雑な風味を加えます。

初めて食べる方には少し強い香りに感じるかもしれませんが、これがなければブンボーフエとは言えないほど重要な要素です。

唐辛子とサテ

フエ料理は辛いことで有名です。スープには唐辛子ペーストやサテ(唐辛子オイル)が加えられ、鮮やかな赤色になります。ただし、辛さは調整可能で、注文時に「không cay(辛くしないで)」と伝えれば、マイルドなバージョンも楽しめます。

具材の詳細解説

1. 牛肉(ボー)

ブンボーフエの主役は牛肉です。使用される部位は複数あります:

  • 牛バラ肉(Bò bắp):赤身と脂身のバランスが良く、最も一般的な具材
  • 牛すじ(Gân bò):コラーゲンたっぷりで、とろける食感
  • 牛すね肉(Bắp bò):しっかりとした歯ごたえ

牛肉はスープで長時間煮込まれ、柔らかくなったものがトッピングされます。薄切りにして提供されることが多いです。

2. 豚足(ザー・ヘオ)

豚足もブンボーフエの重要な具材です。コラーゲンが豊富で、独特のもちもちとした食感があります。日本では馴染みが薄いかもしれませんが、アジア料理では美容と健康に良いとされ、人気があります。

3. 血の塊(ティエット)

日本人には最も驚きの具材かもしれません。「ティエット」は豚や牛の血を固めたもので、豆腐のような食感があります。鉄分が豊富で、ベトナムでは栄養価の高い食材として親しまれています。

見た目は黒っぽく、初めは抵抗があるかもしれませんが、味は淡白で、スープの風味を邪魔しません。苦手な方は注文時に「không tiết(血なしで)」と言えば除いてもらえます。

4. 肉団子(チャー)

豚肉や牛肉をすり身にして作る肉団子も定番の具材です。弾力のある食感で、スープの旨味を吸い込んでいます。

5. ベトナムハム(チャールア)

「チャールア」はベトナム式のハムで、豚肉を蒸して作ります。ピンク色で滑らかな食感があり、日本のかまぼこに似た存在です。

トッピングと薬味

生野菜

ブンボーフエには必ず生野菜が添えられます:

  • バナナの花(Bắp chuối):シャキシャキとした食感
  • もやし(Giá đỗ):新鮮さを加える
  • 紫蘇(Tía tô):日本の大葉に似た香草
  • ミント(Húng lủi):爽やかな香り
  • レタス(Xà lách):シャキシャキ感

これらの野菜を麺の上に乗せ、スープと一緒に食べるのがフエ流です。生野菜の新鮮さが、濃厚なスープとのバランスを取ります。

調味料

  • ライム:酸味を加えて味を引き締める
  • 生唐辛子:追加の辛さが欲しい時に
  • ニョクマム(魚醤):塩気と旨味を追加
  • サテ(唐辛子オイル):辛さと香りをプラス

日本人の口に合う食べ方

ブンボーフエを初めて食べる日本人向けに、おすすめの食べ方をご紹介します:

ステップ1:まずはスープを味わう

最初にスープをひと口すすって、基本の味を確認しましょう。レモングラスの香りと牛骨の旨味を感じてください。

ステップ2:具材を楽しむ

牛肉や肉団子など、馴染みのある具材から食べ始めましょう。血の塊や豚足は、慣れてから挑戦しても良いでしょう。

ステップ3:野菜を加える

生野菜を少しずつ加えて、食感の変化を楽しみましょう。特にミントやライムは、味に爽やかさを加えてくれます。

ステップ4:辛さを調整する

最初は辛さ控えめで注文し、物足りなければサテを追加するのがおすすめです。

日本で本格的なブンボーフエを

本場の味を日本で楽しみたい方には、「ブンボーフエ・ジャ・チュエン」をおすすめします。

📍 店舗情報

  • 店名:ブンボーフエ・ジャ・チュエン(Bun Bo Hue Gia Truyen)
  • 住所:埼玉県新座市東北2-31-12 高やビル 3F
  • アクセス:東武東上線 志木駅 南口から徒歩1分
  • 営業時間:10:00〜22:00(年中無休)
  • 電話:090-8234-9720
  • 予約:050-5596-6150

フエ出身のシェフが作る本格的なブンボーフエを、ぜひ一度お試しください。食べログでも高評価を得ており、リピーターも多い人気店です。

まとめ

ブンボーフエは、その複雑な具材と風味で、ベトナム料理の中でも特別な存在です。牛肉、豚足、血の塊など、日本ではあまり見かけない具材もありますが、それぞれがスープと調和して独特の味わいを生み出しています。

初めは馴染みのない具材に戸惑うかもしれませんが、一度その魅力を知れば、きっと虜になるはずです。ぜひ本場の味を体験してみてください。

次回は、自宅で作れるブンボーフエのレシピをご紹介します。お楽しみに!

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